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贖罪の旅人 前編

今回はrurotan さんのベイランさんと、火野リサさんの花さんをお借りした小話です。
例によって、ベイランさん・花さんの設定は小話内のものとなっております…!

ベイラン:
私はベイラン…、かつてはステンダールの番人でした…。
今は私が犯してしまった”罪”に対する贖罪のため、終わりなき旅を続けています…。
私の罪の証である、黒い鎧の呪いと闘いながら…

ベイラン:
ん?青い髪…、あの女性は一体…

セラ:
あら?ステンダールの番人さんですか?…ふふ、こんばんは。

ベイラン:
こんばんは。
あ、すみません… 私はステンダールの番人ではありません…。
昔の名残でこんな格好をしていて、紛らわしかったですね。
私はベイラン、今は…、旅人です。

セラ:
あら、そうでしたか…
私の方こそ、早とちりしてしまい申し訳ありません。

申し遅れましたが、私はセラと言います。
今は治癒士の仕事で、麓の村に滞在しています。

ベイランさんは旅をなさっているんですね…
もう宿はお決まりですか?

もう夕暮れ時ですし、よろしければ村までご案内しますが…

ベイラン:
本当ですか…?それはとても助かります。
何分この付近に来るのは初めてだったもので…
お言葉に甘えさせえもらいます。

ベイラン:
セラさんは、治癒士をされているんですね。

セラ:
ええ、以前はホワイトランのキナレス聖堂に常駐して治癒士をしていたのですが、
今は各地方の年や村々を転々と旅しながら、治癒を行うようにしています。

最近は戦争やドラゴンの襲来等により、各地で多くの負傷者が続出しています…。
しかし、そのような人達を救うためには、絶対的に治癒士の数が足りません…。
ホワイトランのように、治癒士が常駐していない街や村もある程です。

だから、私が各地を訪問して、治癒を求める皆さんの助けになろうと思いました。
私自身、治癒しとしてはまだまだ未熟者ですけどね…。

ベイラン:
苦しむ人々を救うための旅…、とても素晴らしいですね!

セラ:
ふふ、ありがとうございます…。
ベイランさんも旅をされているようですが、何か目的がおありなんですか?

ベイラン:
目的ですか…、あるといえばありますが、私のはセラさんのような立派なものではありません…。

セラ:
お話しにくい内容なんですね…。
すみません、変なことを聞いてしまって…。

ベイランさんは、時折、何か思いつめた表情をされていますが、
その目的と関係があるんでしょうか…?

部外者の私が言うのもおこがましいですが、今抱えられている悩みも、きっと解消される日が来ると思います。
だから…、元気を出してください…!

ベイラン:
セラさん…、ありがとうございます!

セラ:
ふふっ

ベイラン:
セラさん…、この道は…?

セラ:
ふふ、私のお気に入りの近道です…!
この一面ラベンダーの景色、素敵だと思いませんか?

ベイラン:
ええ、そうですね…。
(なんだ、この不自然な霧は…、そして吸血鬼の気配も…)

!?

ベイラン:
セラさん、危ない…!!

花:
セラさんの帰りが遅い…!探しにいかないと…!
(そうえいば夜中に吸血鬼が出没する噂も…、セラさん、無事でいて下さい!)

~小話 贖罪の旅人 後編へ続く~

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